寒さが厳しい雪国への引っ越し。転勤や進学などで初めて雪の降る地域へ行くのは不安なものですよね。特に冬の雪国の生活は、これまでの経験とは異なる準備が必要です。
今回は、大雪の県である新潟県に住む私が、冬の雪国での生活に向けて、寒さ対策・雪対策などに大切に必要なアイテムをリストアップしてみました。寒さや雪に立つ向かうためのグッズやアイデアを紹介ていますので、少しでも不安が和らぐ材料になるといいなと思います。
しっかりとした準備と知識をもてば、雪国の生活も快適になります。ぜひ、雪国での新たな生活に向けて、準備をはじめましょう!
雪国に転勤した時の防寒対策
何よりも雪国は寒いです!一日中氷点下の地域もあるので、防寒対策は必須。まずは防寒対策グッズを紹介します。
①防寒長靴・スノーブーツ
私の住む地域では、どんなにかっこいいサラリーマンだって大雪の日にはひざ下までのゴム長靴が当たり前なんですよね。それを見て、雪国に引っ越してきた人はみんな「サラリーマンもみんな長靴を履いている!」とビックリしているくらいです。
とはいえ、雪国といっても地域によって雪の量や市民の雰囲気が違います。ゴム長靴で登校している小学校のすぐ隣の小学校では、スノーブーツで登校しているなんてことも。
引っ越してから周りの人の様子を見てから購入しましょう!
また、ブーツや長靴を買う場合は、靴底に滑り止めがついていることが必須です。雑貨屋さんなど靴屋さん以外で買うときは、滑り止めがついているか必ず確認しましょう。
- 靴底が滑り止めになっているもの
- ブーツのチャックが下まであって雪でぬれないか?
- ゴム長靴は一足は用意したい
- レインブーツは雪では使えない
②ダウンジャケット
オシャレなコートを着ることもありますが、普段着としては防寒・防水性の高いダウンジャケットがあると便利です。
- 撥水効果があるもの
- フード付き
- 厚着をしても大丈夫な余裕
- 首元があったかいタイプならなお良し
雪国の人は、少しの雪なら傘をささずにフードをかぶるかぶることも多いです。(雨と違って雪ならサッと払えばすむので)そのため、撥水効果やフード付きがおすすめですよ。
また、真冬は厚着もすることもあるのでそれを考慮したサイズのものが良いですね。首元まであったかくなるタイプのダウンジャケットなら防寒対策はバッチリです。
③ネックウォーマー・マフラー・帽子
首元を保温するネックウォーマーやマフラーと帽子は、風邪をひかないためにもとっても大切です。マフラーもおしゃれでいいのですが、ネックウォーマーは雪かきのときに邪魔にならないので、ネックウォーマーをひとつ用意しておくと安心です。
④耳あて
あまりに寒すぎると、すぐ耳が冷えて痛くなってかなり不快!寒い風から耳を守る耳あては、あるとないとでは大違いです。耳の温かさを保つことで、寒冷からくる不快感が大幅に軽減します。
⑤手袋
雪国で手袋を使うメリットは3つあります。
- 温かさを保てる
- 風を遮断する
- 防水してくれる
雪国でも通勤だけに使うなら、「温かさ」や「風を遮断する」点から、毛糸の手袋でも大丈夫です。ただ、雪国では「肩に積もった雪」や「車の雪下ろし」など、手を使って雪を払うこともあるので、防水タイプの手袋の方が雪国ではおすすめです。
⑥あったかインナー・靴下
寒い地域は、防寒のために複数の服をきることが一般的です。でも、寒くたってオシャレはしたいですよね。その為には薄くてもあったかいインナーは必需品。保温性のあるインナーを何枚か用意しましょう。
また、底冷えするような真冬日には、一度足が冷えると一日中冷えていて切なくなるんですよね。家の中に居ても足が冷えちゃうことも珍しくありません。日常生活や外出が不快にならないために、あたたかい靴下を履けば、足が心地よく冬でも活動的になれます。
インナーも靴下も見た目は普通でも保温性のある商品がたくさんあります。保温性の高いものを用意して冬を乗り切りましょう!
雪かき道具と対策
雪かきは安全を最優先に考えることが大切です。しかも、積雪量や、持ち家かアパート・マンションなのかで雪かき道具は違ってきます。適切な道具を使って雪かきでのけがや事故を予防しましょう。
ここでは雪かきに使う道具を4つ紹介します。
①雪かき用スコップ
基本中の基本が雪かき用スコップです。
軽量で使いやすいプラスチック製のものから、硬い雪をかき出すのに適した金属製のものまで様々です。
初めて雪かきをするなら、まずは軽いプラスチック製のスコップを用意する方が安心です。
②スノープッシャー
スノープッシャーとは、雪を効率的に押し出すための道具です。スコップで雪をかき出すのに比べ、スノープッシャーは力を使わずに雪を押しのけることが出来ます。
我が家では、このスノープッシャーを一番使っています!
(スコップは小さいし、スノーダンプは大きすぎるので)
③スノーダンプ
スノーダンプは、雪かき作業をさらに効率的に使うためのツールです。スノープッシャーと同様に雪を押す出すのに使用しますが、スノーダンプは雪を効果的に投げ出すことが出来ます。これにより、雪を遠くに投げることができ、屋根の上など高い場所でも簡単に使えます。
積雪量が少ない地域や、マンションなど、雪かきをそんなにしない地域は、スノーダンプは使わないことが多いです。
また、一番扱いづらいのがスノーダンプなんですよね。初めての雪国ぐらしなら、まずはスコップやスノープッシャーを使うのがおすすめです。
④雪庇落とし
雪庇(せっぴ)とは、屋根の久の方へ押し出されて、地上に向かって垂れ下がった雪の塊のことを負います。
この雪庇が落ちてくるとかなりの衝撃で危険なのです。だから雪庇(せっぴ)落としを使って、屋根の雪を落とします。
雪下ろしが必要な地域の「一軒家」
マンションやアパートは、雪庇の心配がないので雪庇落としを用意する必要はありません。
雪国の車の冬季対策
雪道を運転するときは、安全で快適な運転を保つために、雪国ならではの車の冬季対策が必要です。
また、大雪の時は大渋滞で何時間も車から出られないなんてこともあります。その時を想定して冬の車に対策グッズを置いておくことも大切なのです。
ここでは、そんな車の冬季対策について説明します。
①スタットレスタイヤ
雪国は100%スタットレスタイヤが必要です。
スタットレスタイヤとは、冬場の路面状態に適したタイヤです。特に氷や雪が多い地域では、滑りにくく、安定した走行を提供します。
ノーマルタイヤに比べて価格は高いですが、絶対に用意しましょう。タイヤ交換が不安の場合、有料で車屋さんやガソリンスタンドで交換してくれるので頼むと安心です。
タイヤの保管が大変な場合、ガソリンスタンドで保管サービスをやっている場所もありますよ!
毎年、ノーマルタイヤ(夏タイヤ)で雪道を走って事故からの渋滞が起こっています。雪が降る前に早めにタイヤ交換をしましょう!
②スノーブラシ
雪が積もった車のボンネット・屋根・ウィンドウの雪をどかすため、スノーブラシはとても便利です。
大雪の日は10分放置すればスノーブラシが必要なほど積もります!絶対に1台に1本は車に置いておきましょう。
③スコップ
道路に雪が積もり、車がスタックする(身動きがとれなくなる)ことがあります。そんな時にスコップがあれば、自分の車を掘り出すのに役立ちます。また、他のドライバーがスタックをしているときに助けることが出来ます。
冬場はトランクに一本スコップをいれておくと安心です。
④毛布・ひざ掛け
冬の運転中にはひざ掛けが重宝します。また、万が一の事態に備えて、車内に毛布を置いておくことをおすすめします。大渋滞で車が動かなくなったり、故障したときに寒さから身を守るために使えますよ。
⑤車載充電器・モバイルバッテリー
スマホを車で充電できるのはかなり便利です。
今は、車にUSBが付いていたり、シガーソケットに差すタイプなど、車からスマホの充電をする商品がたくさんあります。長時間の渋滞や故障の緊急時などスマホの充電は貴重です。緊急時に通信手段・暇つぶしを確保できるため、車内で充電できるグッズがあると便利です。
⑥ガソリンは満タンに
大雪で大渋滞は、全国ニュースになるものだけではありません。雪国ではニュースにならないプチ渋滞は当たり前。いつもは10分でたどり着く場所に30分かかるなんて日常茶飯事です。
そんな渋滞の中、車中でガソリンが少なくて暖を取れないのは死活問題です。その為、冬の雪国ではギリギリにガソリンを入れようとするのは大変危険です。ガソリンを、こまめに給油することを心がけましょう。
雪国の生活の必需品
家の中でも、冬の雪国対策は必要です。少しでもおうちで快適に過ごせるための対策をご紹介します。
①暖房器具
雪国の冬は、エアコンだけで乗り切ることが難しいです。(寒冷地仕様のエアコン&高気密高断熱の家以外)
冬を乗り切るためには、
- 石油ファンヒーター
- ガスファンヒーター
- こたつ
- 床暖房
- 薪ストーブ
こんな暖房器具を選ぶ人が多いです。
私の住む地域では、ダントツで石油ファンヒーターを利用している人が多いですね。
ちなみにわが家は、新築時にガス栓をひいたので、ガスファンヒーターを使っています。
ガスファンヒーターについては、ガスファンヒーターのデメリットは7つ!メリットは?【7年使った感想・口コミ】で詳しく説明していますが、とっても暖かいのです!ただし、ガス栓がリビングにないと使えないん暖房器具なので、使える場合が限られています。
②あったがグッズを揃える
とにかく、家の中でも温かく過ごすために、あったかグッズを揃えましょう!
- あったかスリッパ
- あったかルームウエア
- あったかブランケット
- ゆたんぽ
- 着る毛布
- 肩あて
今はいろいろなあったかグッズが売られています。ぜひお気に入りのあったかグッズを揃えて冬を乗りきりましょう!
③断熱グッズ
少しでも温かい部屋を保つために、外気から室内を守る断熱グッズもおすすめです。断熱グッズがあると、室温が下がらないだけでなく、光熱費の節約にもなります。
断熱グッズには、
- 断熱シート
- 断熱テープ
- 隙間テープ
- ドア下部テープ
など、いろいろなタイプがあります。雪国のホームセンターには冬になると断熱グッズがたくさん売られているのでチェックしてみましょう。
④結露防止グッズ
雪国は、外気と室内の温度差が激しいので、窓ガラスに結露が発生することがあります。結露は、不快感やカビの原因となるので、結露防止グッズを用意するといいですよ。
結露防止グッズとしては、
- 結露防止フィルム
- 吸水テープ
- マイクロファイバークロス
- 結露水だれ帽子スプレー
などがあります。
冬の結露は、窓枠のゴムにカビを発生させる犯人です。少しでも結露を防いで快適に過ごせるようにしたいですね。
⑤水道の凍結防止グッズ
寒冷地では、水道管が凍って水が出ないなんてことも起きてしまいます。
マンションやアパートではあまり聞きませんが、一軒家では水道管の位置により毎年凍ってしまう家もあるほどです。
もし、一軒家に引っ越すなら水道管の位置を把握して、風が直接当たりやすいなど凍りやすい位置に水道管がある場合は、水道管の凍結防止グッズを揃えましょう。
⑥食料を備蓄する
雪による大渋滞は、巻き込まれなれなけれ大丈夫ではありません。食料を運んでくれるトラックが渋滞にはまることで、たちまちスーパーから食料品がなくなります。
パン類やレトルト商品、野菜、お肉などあっという間になくなり、大雪のため1~2日補充できないなんていうことは、私の住む地域でも毎年起きます。
そんな雪による不測事態に備えて、冬は多めに食料を備蓄しておくと安心です。
雪国の子どもの冬対策
雪国に転勤となると、子どもたちの雪国での生活もスタートになります。冬の雪国で子どもが快適に過ごすための冬対策を紹介します。
①手袋は毛糸ではなくスキー用が良い
毛糸の手袋は、寒さから手を守られたとしても、水分からは手は守られません。子どもはすぐに雪を触って遊ぶので、毛糸の手袋はあっという間に濡れて冷たくなってしまいます。
その為、スキー用の手袋を用意すると多少の雪遊びでは濡れることなく、子どもたちの手を温かく保てますよ。
②ランドセルに靴下の替えがあると安心
子どもって、雪の中に入ったり水たまりにはいったりするんですよね。それは登校時にも容赦なし!学校に着くときには靴下が濡れているなんてことも。
寒い冬に、学校で一日中、冷たい靴下でいるのはかなりの不快です!ランドセルに予備の靴下を忍ばせておけば、学校に到着してから履き替えることができます。これで一日中冷たい靴下で過ごすことがなくなります。
わが子たちは、小さな袋に替えの靴下を入れて、ランドセルの小さいポケットに常に入れています!
③帽子は耳まである毛糸の帽子がおすすめ
雪国の冬の登下校は過酷です。大雪や猛吹雪でも歩いて登下校するので本当に大変!
だからこそ、登下校は耳まで帽子がつながっているタイプの毛糸の帽子がおすすめです!「耳あて」も良いですが、子どもが学校に持っていく小物の数って極力減らしたいわけです。そんな時には、耳まである毛糸の帽子が本当に便利です。
ぜひ、耳まで温まるタイプの帽子を選んでみてください。
④スキー授業の用意が必要な場合もある
地域によっては、スキー授業がある学校もあります。
スキー授業があると用意するものが沢山!
- スキー板・ストック
- スキー靴
- 帽子かヘルメット
- スキー用ゴーグル
- 手袋
- スキー靴が入るカバン
初めて雪国に引っ越してきた人にとって、スキー用具を揃えるのは大変ですよね。地域によっては、スポーツ用品店でスキー一式をシーズンレンタルできることもあります。
学校の先生や、仲良くなった地元のママ友などに相談して、子どもの初スキー授業をサポートしましょう。
⑤雪遊びグッズを揃えよう
雪国の子どもたちは雪遊びを楽しむ機会が多いです。せっかく雪国に引っ越してきたのなら、子どもに雪の楽しさを知ってほしいなと思います。
そのためには、
- 雪かき用スコップ(子供用)
- そり
- 雪玉づくりの道具
- 雪除け足カバー
などを用意して、思いっきり遊ばせちゃいましょう!
雪国に引っ越して来たら、対策をとって生活をスタートさせよう!
雪国への転勤・進学での引っ越しは、未知なる冒険ですよね。確かに雪が大変ですが、適切な準備と必要なアイテムを用意することで、快適で安全な生活を楽しむことが出来ます。
今回紹介した、
- 防寒対策
- 雪かき対策
- 車の対策
- おうちの対策
- 子どもの対策
これらの雪国対策を参考に、寒さ対策・雪対策・凍結対策などアイテムを用意してみてください。
そして、安心して新しい雪国での生活をスタートさせましょう!
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